石けん - 美容編

全身用の石けんです

  • 難易度  ☆☆☆
  • 利用度  ☆☆☆
  • 作成時間  2日(乾燥に1ヶ月程度)
  • コスト
     市:200〜700円
     自:50円  1個分

材料

オリーブオイル 60グラム
ラード 200グラム・・・扱いやすいように柔らかくしておきます
パーム核油 100グラム
パーム油 30グラム
ひまわり油 110グラム
精製水 185グラム
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ) 65.8グラム・・・粒状でもフレーク状でもどちらでも可
ホホバオイル 20グラム
ハンガリーウォーター 20グラム

必要な道具

スケール・・・出来れば0.1グラム単位まで量れるもの
300ml以上のプラスチック容器・・・耐熱温度が高いもの(100℃はあるもの)
100ml以上のプラスチック容器・・・水酸化ナトリウムを量るためのもの
スプーン・・・柄が長めのもの
1.5リットル以上のペットボトル・・・炭酸が入っている、容器が厚めのもの
鍋・・・深さのあるもの
ボウル
ジョウゴ
発泡スチロール容器・・・牛乳パックが入るもの
牛乳パック・・・上部の開け口をガムテープで閉じて側面に窓を開け、ティッシュケースのような形にしておきます。
ゴム手袋
マスク・・・あると望ましい
ゴーグル・・・あると望ましい

作り方

  1. あらかじめ、鍋にペットボトルが4分の3は浸かるくらいの水をいれ、50℃程度に温めておきます。
  2. ペットボトルをスケールに乗せ、オリーブオイル・ラード・パーム核油・パーム油・ひまわり油を各分量ずつ量り入れます。
  3. 量ったオイルのペットボトルのふたを軽く閉め、温めた鍋の中につけておきます。
  4. 精製水を300ml以上のプラスチック容器に量ります。
  5. 水酸化ナトリウムを100ml以上のプラスチック容器に量ります。
  6. 4の水の中に5の水酸化ナトリウムを少しずつ加えて溶かし、氷水につけて40℃程度に冷まします。
  7. 40℃程度に温まったオイルの中に、ジョウゴで6を加えます。
  8. ペットボトルのふたをぴっちり閉め、すぐに横倒しにして左右にゆすり、中身を混ぜ合わせます。混ざり合うまで休まないでゆすります。だいたい5〜10分間ゆすって下さい。
  9. ペットボトル内の温度が下がらないように鍋につけます。常に中身は40℃程度で一定しているようにします。30分ごとに中身をゆすって混ぜ合わせます。
  10. 2時間ほどすると、中身が固まり始めてクリームのようにとろみを帯びてきます。このときに、ホホバオイルとハンガリーウォーターを加えます。
  11. 全体が混ざったら、牛乳パックの型に流し入れ、すぐに発泡スチロール容器に入れて1日置きます。その間は温度が下がってしまうので、フタは開けないで下さい。
  12. 1日経ったらほぼ固まっていますので、型からだし、適当な大きさに切り分けます。まだ柔らかい場合は切れるようになるまで放置しておいて下さい。2日経てば切れると思います。
  13. 風通しの良い日陰に、切り分けた石けんを並べて1ヶ月乾燥させます。
  14. 乾燥したら完成です。酸化しないように硫酸紙等で包んで密閉容器に入れて保存します。

特徴

色々なオイルを配合することで、泡立ちがよくて肌に優しい石けんになりました。主にオリーブオイルだけで作る石けんに比べて硬いので、溶け崩れが起こりにくいです。
最後に加えるものを乾燥ハーブや酒かす、好みのエキスなどに変えて作れます。

水酸化ナトリウムに関する注意点です。

  • 劇薬ですが薬局で購入出来ます。その際には住所・氏名・購入目的の記入と、印鑑が必要になります。
  • 金属の性質によっては化学反応が起こるので、水酸化ナトリウム水溶液を作ったり、油と混ぜる時に金属製のボウルは使用しないでください。
  • 作業中は換気扇をつけ、マスクやゴーグル、使い捨てのゴム手袋などを着用したほうがいいです。万が一、皮膚に付いたり目に入ったときは、素早く水で洗い流して医者の診察を受けてください。

使い方

入浴用や洗顔用として使えます。
型に流すときに模様の入ったモールドを使えば、お客様用のお洒落な石けんになります。

使ってみて

刺激が無くて、肌に触れても優しい石けんです。アトピーの友人にも好評でした。
特に香り付けをしていませんが、油くささもありません。変に香りをつけてない方が使いやすいと思いました。

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